シュレディンガー(Schrödinger)方程式の導出②
Hirokikiです。
Schrödinger方程式の導出の続きです。
前回の記事はこちらのURLです。
前回は、粒子性を表す方程式の導出を行いました。
式番号は前回の記事での番号を引き継いでいます。
この記事から波動性を表す方程式の導出を行います。導出する方程式は式(3)です。
式(3)を導出するための手順をまとめておきます。
では順番にいきましょう。
波動方程式は、波の運動を記述する運動方程式で、式(6)のように表されます。
一方、代表的な波の変位式は、式(7)のように表されます。
式(7)は位置と時間に関する式です。
式(6)の波動方程式の解が式(7)の波の変位式であることを確認するために、式(6)の両辺にそれぞれ式(7)を代入して確認します。
ではまず式(6)の左辺からです。
次に式(6)の右辺です。
ここで式(9)のは、式(10)に変形したものを代入しました。
式(8)と式(9)は等しくなることから、、式(7)の基本的な波の変位式であるが式(6)の波動方程式の解であることが確認できました。
2と3は次の記事でまとめます。
今回はここまでです。
お疲れ様でした。
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